小谷温泉山田旅館
百年をへた旧家のような宿。
新潟県と長野県の県境、小谷から妙高にかけての県道をかなり上がった山腹に小谷温泉がある。
山田旅館は江戸時代建築の本館を含む6棟が国の登録有形文化財に指定されている。
とても宿の玄関とは思えないような土間と見事な太い欅の柱やはりに驚いた。
昔の旧家そのままである。古い調度品のならぶ茶の間に大正生まれの大きな柱時計が時を刻む。
「武田信玄の家臣によって発見された、元湯の源泉は現夢の湯(ウツツノユ)と呼ばれ、
日本の名湯として明治時代にドイツでの温泉万博に出品したんですよ。」と記念の額を見せてもらって、
浴室をのぞくと、とうとうと音をたててラドンを含む重曹泉が滝になって流れ込んでいた。
飲用は特に肝臓や糖尿病に効果があり、浴用は傷や火傷に効くほか、子宝の湯とも言われている良く効く温泉である。
並んで立つ別館は平成の建築。またその隣に景色が一望できる展望風呂と、檜の内湯がある外湯へとつながる。
小谷温泉資料館もあり、雨飾山麓の自然と源泉や歴史を大事に守っている。
基本情報
- 都道府県
- 長野
- 温泉名
- 小谷温泉
- 施設名
- 山田旅館
- 住所
- 〒399-9511 長野県北安曇郡小谷村中土18836
- 電話
- 0261-85-1221
- 室数
- 30
- 料金
- 13,300円~19,900円
- チェックイン
- 15:00
- チェックアウト
- 10:00
- 日帰り入浴
- 可
文化遺産情報
文化財情報
- 該当する文化財登録基準
-
- 国土の歴史的景観に寄与しているもの
- 造形の規範となっているもの
- 文化財認定箇所
- 本館・新館・浴室棟・前土蔵・新土蔵(資料館)・薬師堂
アクセス
- アクセス方法
- 車:長野自動車道豊科ICから国道148号線経由約90分。長野ICから国道406号、148号線経由約90分。北陸自動車道糸魚川ICから行動148号線経由約50分。
電車:松本方面、糸魚川方面ともに、JR大糸線南小谷駅下車、村営バス小谷線で35分。山田旅館前下車0分